金華山ってどんなところ?
金華山は宮城県牡鹿半島の東側に位置する島で、四季の風景や神秘的な空気に包まれる信仰の島です。
金運・開運の神として弁財天が祀られて1,300年、
「三年続けてお詣りすれば、金に不自由はさせますまい」
と云われ、多大なる御神徳が得られる言い伝えがあります。


そんな祈りの島・金華山へ、金華山観光クルーズのフェリーに乗って行く旅の1日をご紹介!
当日のチケットの買い方からフェリーの乗り方、
島に着いた後の楽しみ方まで、ぜーんぶ丁寧にご案内しています。
初めてでも安心して、じっくり金華山の魅力を満喫してくださいね!
祈りの島・金華山へ、出発!
10:00
鮎川港へ到着、乗船券を購入

鮎川港へ到着しましたら、観光物産交流施設Cottu(こっつ)内にあるきっぷ売場にて乗船券をご購入ください。お支払は現金のみとなります。
乗船券は乗船50分前からご購入が可能です。
チケット受け取りは担当スタッフがお声がけいたしますので、初めての方でもご安心くださいね!
10:15
桟橋へ移動、いざ乗船!
定期船ホエールをご利用の場合は、乗船時間の10~15分前に館内放送が流れます。
海上タクシーくろしおをご利用の場合は、乗船時間が近づくとスタッフからお声がけいたします。
案内に従って港の桟橋へ移動してください。徒歩数分の距離ですが、乗船時は時間に余裕を持ってお越しください。



ホエールは70名乗りの大型定期船、くろしおは12名乗りの海上タクシーで、どちらも安全で快適な航海を提供しています。船内では椅子に座ってゆったりと海の景色を楽しめますよ。
ただし、天候によっては波が高くなり、船が揺れることもありますので、弱い方は念のため揺れに備えた準備をお願いします。小さなお子様や船酔いが心配な方は、乗船前に対策を忘れずに!
10:30~10:50
約20分間の船旅をお楽しみください!
約20分間の船旅では、美しい海の景色や牡鹿半島のリアス式海岸をゆっくり楽しめます。船の上では、カモメにあげるための「かっぱえびせん」の販売も。餌やりを通じて、間近でカモメたちと触れ合える特別な体験です。
ただし、カモメは野生の生き物なので、船上で餌やりの際は周囲の安全に十分気をつけてくださいね。小さいお子様連れの方は特に目を離さないようご注意を。



10:50~12:00
金華山へ到着!神社参拝・島内散策へ

金華山港から黄金山神社までは徒歩15~20分ほどの道のり。
神社所有の送迎車による、桟橋から神社までの送迎もあります。予約制ではなく乗合で運行されていますので、ご利用の際は譲り合ってのご利用をお願いいたします。少し待てば往復で送迎車が運行されるので、無理せずゆったりご移動ください。
徒歩でゆっくりと島の空気を楽しむのもおすすめですよ。途中には自然豊かな道や坂があるので、足の不自由な方やお子様連れの方は特に気をつけて歩いてくださいね。

神社へ向かうルートは大きく分けて「表参道」と「裏参道」があります。どちらもそれぞれの魅力があるので、その時の気分や体調に合わせてどうぞ。
表参道
昔ながらの趣きと共に、ちょっとした冒険気分を味わえます。徒歩のみのルートとなり、階段や坂道がありますので、歩く時はゆっくりと注意して進んでくださいね。
裏参道
舗装された道で、坂道も比較的緩やか。景色も素晴らしく、海を望みながら快適に散策できる道です。送迎車もこちらを利用します。




境内
境内の中央には立派なご神木があります。送迎車の乗降場所もここから。帰りの送迎車も同じ場所から出発しますので、時間になったらこちらに集まってください。
境内に入る前に、手水舎にて手と口を清めて身も心もリフレッシュしてください。
拝殿 ー 静かな拝殿で心落ち着けて参拝を
拝殿は参拝者が神様に向かい静かに祈りを捧げる場所。広々とした空間で、気持ちを整えてご参拝ください。
拝殿の奥に登山口への入り口がありますが、通常の乗船時間での登山は難しいため、事前の確認が必要です。参拝後は階段を下りて次のスポットへ移動してください。











弁財天 ー 金華山の弁財天と銭洗い所のご利益
金華山は日本五大弁才天の霊地のひとつで、江戸時代から弁財天を守護神として多くの信仰を集めてきました。
弁財天はもともとヒンドゥー教の川の女神がルーツとされ、日本では吉祥や芸能、財運をもたらす神様として知られています。
境内近くにある「金華山銭洗辯財天」では、龍の口から湧き出る清らかな水で小銭や紙幣を洗うことができます。このお金を財布に入れて身に着けると、金運が上昇し、財運に恵まれるという言い伝えがあります。訪れる方々に人気のスポットで、ぜひ体験してみてください。
他にも金椿神社や八大龍王碑、恵比寿・大黒天像、
五十鈴神社、子安地蔵など、境内をゆっくりお楽しみください。
角切場 ー 金華山の弁財天と銭洗い所のご利益
金華山黄金山神社では毎年10月の初旬に「鹿の角切り行事祭」が開催されます。これは発情期の牡鹿の角によるけがを防ぐための伝統的な儀式で、勢子(せこ)が雄鹿を角切場に追い込み、安全に角を切り落とします。勇壮な祭りは多くの人々に親しまれています。なお、行事が行われない日でも角切場までは徒歩で気軽にアクセス可能で、観光スポットとして訪れることができます。





参拝者休憩所 ー 祈祷の待ち時間はこちらで!
祈祷までの待ち時間だけでなく、参拝者なら誰でも自由に休憩できるスペースです。
清潔なトイレが利用でき、お守りやお札の販売も行っています。休憩所内には有名な弁才天の絵も飾られており、じっくり鑑賞できますよ。
入り口ではシカの餌が販売されていますが、シカがかなり近づいてくることもあるため、お子様連れの方は十分に安全に気をつけてください。自然とのふれあいが楽しめる、島ならではの休憩所です。

島内の鹿は野生の生き物のため、その他の餌による餌付けなどはご遠慮ください。
参集殿での宿泊 ー 祈祷や祭典参加に最適
参集殿(鳳龍殿)は神社が管理する宿泊施設で、主に祭典への参加や祈祷のために利用されます。広い和室や大広間を備え、団体利用や式典後の集いの場としても活用されています。夕食・朝食と翌朝の大護摩祈祷参加が含まれるプランもあります。宿泊の申し込みや詳細は神社の社務所へ直接電話やメールでお問い合わせください。混雑が予想される時期は早めの予約をおすすめします。
詳細・予約については金華山黄金山神社ホームページをご確認ください。


天気の良い日は裏参道で自然を満喫しながら港へ戻ろう!
港へは船の出航時間に間に合うよう余裕を持ってお戻りください。
裏参道は舗装された道が続き、送迎車の通行ルートでもあります。晴れた日は特に歩いて港まで戻るのがおすすめです。道中ではシカや猿など野生動物に遭遇することもあり、自然の息吹を感じられます。海を背景にした美しい景色のスポットもたくさんあり、カメラ片手に散策するのにぴったりです。乗船時間までゆったりとした時間を過ごしながら、素敵な写真もいっぱい撮ってくださいね。




12:00~12:30
金華山の休憩所でひと息、帰路のフェリーへ
港近くの「金華山休憩所」には椅子やトイレが整備されており、船の出発をゆったりと待つことができます。飲料の自動販売機も設置されているため、水分補給も安心です。帰路の疲れを癒しながら乗船をお待ちください。



12:30~12:50
フェリーで鮎川港へ
12:50
鮎川港周辺でお土産&地元グルメを楽しむ
鮎川港にある観光物産交流施設Cottu(こっつ)内や周辺にはお土産や地元グルメのお店があります。
ぜひ旅の思い出にお土産を買ったり、おいしい地元グルメを楽しんでから帰ってくださいね。
よくあるご質問
- 金華山へのフェリーは予約が必要ですか?
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予約制です。満席の場合はお断りする場合もございます。
- 神社へはどのくらいかかりますか?
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港から神社までは徒歩で約15~20分ですが、坂道や階段があります。足の悪い方は送迎車の利用を検討してください。
- 送迎車は予約制ですか?
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送迎車は予約制ではなく、当日の乗り合い方式です。譲り合ってご利用ください。満車の場合はお待ちいただくことがあります。
※御祈祷の方が優先となります。 - 参拝ルートにはどんな違いがありますか?
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表参道は神社の趣を感じられますが階段や傾斜が急です。裏参道は舗装され景色が良く、送迎車も通る道で、動物や海景色を楽しみながらの散策がおすすめです。
- 飲み物は買えますか?
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港の「金華山休憩所」と境内で自動販売機がご利用いただけます。
- 島内にトイレはありますか?
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トイレは港の「金華山休憩所」と境内の「参拝者休憩所」で利用できます。どちらも清潔で十分な設備が整っています。
- 電波は通じますか?
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金華山では主要キャリアの通信エリア内にあり、スマートフォンのご利用も問題ありません。一部の山間部などでは電波が弱まる場合もありますが、港・神社周辺では良好に繋がります。
- ベビーカーは持ち込めますか?
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ベビーカーを持ち込む場合は、船の予約時にあらかじめ利用可能かどうか確認してください。状況により制限があることがあります。
- 祈祷の申し込みは当日申込可能ですか?
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祈祷の申し込みは当日、神社内の祈祷申し込み所で可能です。時間が決まっていますので、参拝前にお申込みください。
- 参集殿での宿泊や申し込み方法を教えてください。
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参集殿は祈祷や祭典参加向けの宿泊施設です。予約は神社の社務所へ直接電話やメールでお問い合わせください。詳細は金華山黄金山神社ホームページをご確認ください。







